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『七つの海を照らす星』

今年初めての本の紹介。そして1冊目から「超おススメ本」という幸先のいいスタート。


七冊目の「超おススメ本」がこの本ということがなぜかどうしようもなく嬉しい。


七河迦南さんの『七つの海を照らす星』。


それでは、追記へどうぞ。

七つの海を照らす星七つの海を照らす星
(2008/10)
七河 迦南

商品詳細を見る

☆×10
<あらすじ>
 良く言えば自然豊か。悪く言えばとんでもない田舎。そんな町に存在する児童養護施設「七海学園」。親の死亡や離婚、虐待など、家庭で暮らせない事情を持つ子どもたちが共同生活を行うその場所で、北沢春菜は保育士として働いていた。
 好きで選んだ仕事だし、今もその気持ちに変わりは無いが、やはりこういった職場ではトラブルが多々発生する。子ども同士の喧嘩なら可愛いものだが、時には簡単には説明できそうもない不可思議な事件も起こる。それらは「学園七不思議」として生徒たちの間で語り継がれていた――。

 ――孤独な少女の心を支える、「死から蘇った先輩」。
 ――決して捕まえることのできなかった、「廃屋の幽霊」。
 ――大人ですら手が届かない高さに短冊を吊るした、「血文字の文子」。
 ――行き止まりの非常階段で姿を消した、「幻の新入生」。
 ――二メートル以上の扉の上から腕を覗かせた、「開かずの門の浮姫」。
 ――あるトンネルに女の子六人で入ると囁いてくる、「暗闇の天使」。
 ――そして誰も知らない、『七番目の不思議』。

 謎は必ず真実を持ち、その真実はきっと人を幸せにする。そして小さな真実は繋がり合い、一つの物語となり、より大きな真実を明らかにする。そしてその真実もまたきっと、誰かを幸せにしてくれる――。

<感想>
物語、タイトル、装丁、著者名。もうとにかく全部好き。
元々この本の存在を知った取っ掛かりは、この本の続編にあたり、今年の「このミス」にランクインした『アルバトロスは羽ばたかない』。この『アルバトロス?』を読みたくて、まずは『七つの海?』から読もう、でもハードカバーだから購入はもう少し後で。そう考えていたんですが、たまたま『七つの海?』の装丁を目にして一目惚れ。『アルバトロス?』と合わせてすぐさま書店に注文しました(笑)
ジャンルとしてはミステリー。形態としては連作短編集。七海学園の職員として働く北沢春菜が、児童相談所の海王の助けを借りながら、七不思議や生徒の問題を解決していく形が基本です。文章が長くなることが多く最初は少し読みづらいかもしれませんが、慣れれば平気な程度だと思います。
一つ一つの短編にしっかりとタネが用意されていて、どの話もミステリーとして楽しめました。舞台が児童養護施設、問題となるのが生徒ということで、青春ものや家族ものの色合いを持つ短編も多く、そういった楽しみ方もできる1冊です。
また、作者がこだわりを通じて遊び心を加えている部分もあり、そこも魅力の一つだと思います。
そして盛り上がったのは最終章。まあ詳しいことは読んでみてのお楽しみってことで、どんなものになっているかというのはここでは書きません(笑)

ちなみにこの続編『アルバトロスは羽ばたかない』も☆×10。はっきりいってこの人の面白さは桁違い。辻村さんや貴志さんなどに並んで、最も好きな作家の一人になりました。

気になる方は是非読んでみてください。
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